ジャングル・ブギーは映画【酔いどれ天使】の劇中歌!黒澤明監督と笠置シヅ子のエピソードとは?

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笠置シヅ子さんのヒット曲「ジャングル・ブギー」が朝ドラ「ブギウギ」に登場!作詞家は黒澤明さんで映画「酔いどれ天使」の劇中歌でした。映画「酔いどれ天使」と「ジャングル・ブギー」のエピソードをご紹介します。

目次

ブギウギの「ジャングル・ブギー」は福来スズ子の新曲!

ブギウギの「ジャングル・ブギー」は福来スズ子の新曲!

羽鳥善一(草彅剛)は作曲が思うように進まず、悩んでいました。そんな羽鳥のもとに、新曲を早く作ってほしいとスズ子(趣里)が訪ねてきました。

スズ子からラクチョウのおミネ(田中麗奈)の話を聞いた途端、羽鳥は新曲を閃きました♪

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こうして出来上がったのが「ジャングル・ブギー」です!

「ジャングル・ブギー」は笠置シヅ子の実在のシングル曲

笠置シヅ子さんが歌った「ジャングル・ブギー」は、1948年にシングルとしてリリースされました。

「東京ブギウギ」の大ヒットにより、「さくらブギウギ」「ヘイヘイブギー」など、ブギーものを次々と発表。

「ジャングル・ブギー」もそのなかのひとつで、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などに比べると、認知度は落ちますが、笠置シヅ子さんの代表曲のひとつです。

ブギのリズムに、エキゾチックなアレンジが加わった楽曲♪当時としてはかなり斬新なアレンジです。

それにジャングルをイメージしたような衣装♪笠置シヅ子さんの吠えるような力強い歌声が、ジャングルっぽさをより高めています。

朝ドラ「ブギウギ」で、スズ子はこんな衣装で「ジャングル・ブギー」を歌っています。

笠置シヅ子さんの衣装はこんな感じだったようです。

スズ子の衣装を見て、「やさしい悪魔」を思い出した方も多いのでは?

キャンディーズを知らない世代が、ほとんどかもしれませんが(;^^)スズ子を演じる趣里さんの母親、伊藤蘭さんがいた3に組のアイドルグループです♪

笠置シヅ子さんやキャンディーズの衣装より、パワーアップしているように思える「ジャングル・ブギー」のスズ子の衣装!

どうぞ楽しみにしていてください♪

ジャングル・ブギーは映画【酔いどれ天使】の劇中歌!黒澤明監督が作詞家!

映画【酔いどれ天使】の劇中歌!黒澤明監督が作詞家!

笠置シヅ子さんが歌った「ジャングル・ブギー」♪作詞はもちろん服部良一さん。そして作詞家は、映画監督の黒澤明さんです!

黒澤明さんは自身の映画「酔いどれ天使」に、笠置シヅ子さんをオファーするにあたり、この曲の作詞を手掛けたそうです。

なので、映画のために作られた楽曲といってもいいと思います。

きっとこんなシーンでこんな風に歌ってもらいたい、という構想がおありだったのでしょうね。

笠置シヅ子さんはこの映画の中で、主人公の三船敏郎さんらが通う、ホールの歌手として登場。

「ジャングル・ブギー」をパワフルに歌い、映画を盛り立てています♪

笠置シヅ子さんは映画の中で、丸まる一曲歌い上げています。

笠置シヅ子さんのエネルギーを発散する動きや表情、命を振り絞っているかのような歌声は、映画の中で大きなインパクトを残しました。

映画「酔いどれ天使」とは?

「酔いどれ天使」」は黒澤明監督作品で、1948年に公開。志村喬さんと三船敏郎さん主演のモノクロ映画です。

のちにコンビを組むことになる、三船敏郎さんが黒澤明作品に初めて登場した作品。

闇市を支配する若いヤクザと、貧乏なアル中の中年医師との、ぶつかり合いなどの交流を描いた、ヒューマンドラマです。

戦後の混沌とした、闇市がひしめく街を舞台に描かれました。

笠置シヅ子さんが高い熱量で歌う「ジャングル・ブギー」に合わせ、暴力的にジルバを踊る三船敏郎さん。

そのシーンはかなり鮮烈であり、大きなインパクトを残しています。

この作品はキネマ旬報ベストテンで第1位を獲得し、黒澤明監督は高い評価を得ました。

黒澤明とは?

「世界のクロサワ」と呼ばれた国際的巨匠、黒澤明さん。1910年生まれで、1998年88歳でお亡くなりになっています。

助監督や脚本家などを経て、1943年に「姿三四郎」で監督デビュー。

黒澤明監督の名を世界に広めた作品が「羅生門」!

その後の「用心棒」「七人の侍」などは、海外でも多くのリメイク作品が作られました。

晩年も「まあだだよ」「八月の狂詩曲」などを撮り続けました。

ジャングル・ブギーの映画「酔いどれ天使」での笠置シヅ子出演エピソードとは?

エピソード①歌詞の書き換え

「ジャングル・ブギー」には黒澤明さんが書いた「腰の抜けるような恋をした」「骨のうずくような恋をした」という歌詞がありましたが、笠置シヅ子さんはこう言ってため息をつかれたそうです。

「そんなエゲつない(卑猥すぎる)ことを、よう歌わん」

それで黒澤明さんは「骨のとけるような恋をした」「胸がさける程泣いてみた」に書き換えたそうです。

さすがの鬼の巨匠も、笠置シヅ子さんのダメ出しには、素直に応じられたんですね(;^^)

エピソード②先に曲ができていた

「ジャングル・ブギー」は、服部良一さんが映画のために提供していた曲に、黒澤明さんが撮影中に詩を書き上げたそうです。

笠置シヅ子さんに「よう歌わん」とダメ出しされ、書き直しながら(;^^)作られたそうです。

撮影しながら作詞もするなんて、すごいですよね=(≧∇≦)

まとめ

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、なかなか新曲が作れなかった羽鳥は、スズ子からおミネの話を聞き「ジャングル・ブギー」」を思いつきます。

史実の「ジャングル・ブギー」」は、1948年の黒澤明監督作品「酔いどれ天使」の劇中歌として作られ、作曲は服部良一さん、作詞は黒澤明監督が自ら手がけました。

笠置シヅ子さんにダメ出しされながら(;^^)書き上げられた歌詞です。

朝ドラ「ブギウギ」では、恐らく黒澤明監督が登場しないと思うので、映画の劇中歌ということも描かれないのかな?と思います。

ステージで歌うスズ子の姿は描かれると思うので、どうぞ楽しみにしていてください!

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