仕事上、大量のメールマガジンを登録してデザインや文体、メールタイトルや誘導方法などの参考にさせて頂いているのですが、最近の流行りは「短いHTMLメール」というのが主流のような気がします。
少し前までは、セール商品のアイキャッチから各カテゴリへの誘導バナー、ランキングやレコメンドなど商品をぎっしり詰め込んだメールが多かったのですが、最近ではシンプルなデザイン構成のものが多くなってきました。
一昔前では、短いメールはお客様に失礼、興味を引かないと思われていました。テキストメール配信では、文字装飾を施して、メール上部には目次を設置するなどして最初から最後まで「お客様(読み手)が読みやすいように」書かれたものがほとんどでした。
起承転結があるページシナリオまで試行錯誤されていたメールデザインが、なぜ上図右のようなシンプルなデザインの物に変わってきたのでしょうか?
縦長メールは読み疲れてクリックされない
すごく、シンプルな解答です。
オンライン・ラーニング講師のマッタン・グリフェルが講義した内容が
もし、メールが1行でも長かった場合、読み手は読むことに集中しすぎて(続きが気になって)クリックするタイミングを失ってしまう
メールマーケティングでは短く簡潔なほど効果が出ると講義している他にも、シンプルなデザインのメールの場合は長文メールよりも利点が多くあります。
- ABテストが容易
- メール製作時間短縮
- クリエィティブの流用が柔軟(webから同じサイズで流用など)
ただ、品揃え型通販を運営している人は「お客様の目に留まった商品を買ってもらえるように、紙チラシのようにできるだけ多くの商品をメールに載せたい!」というECオーナー様もいらっしゃることと思いますが、まずは購入履歴から顧客セグメントをしてメール配信することをオススメします。
参考サイト:
The 1 Email Successful People Never Send
前回紹介したGIFアニを取り入れたメルマガも同様の短いメルマガでしたね。
ページの中には、その他にも
「much more respectful of everyone’s time.」
「みんな(送信側も受信側も)の時間を もっと大切に!」とありました。
作り手側の時間節約ももちろんですが、読み手側の時間も節約することができるということです。特に、パソコンでじっくりとメールを読むよりは、スマートフォンでササッとメールを確認することの方が多くなってきている最近では、メール本文をじっくり読ませたり、多くの(しかも小さい画像で)商品を紹介するメールよりは、
「買うならクリック!買わないならゴミ箱」
この位の潔さが大切かもしれませんね。
(迷惑メールに振り分けられるよりは、ゴミ箱のほうが・・)