メールのクリック率をグーンとアップさせる方法として、前回は動画を擬似的にメールに貼り付ける方法を紹介しましたが、動画と言わずクリエィティブの一部だけをアニメーションにするだけで、かなり印象深いメール販促ができるという事例をご紹介します。
メール クリエィティブにアニメーションを採用する利点
海外ではキャンペーンの告知や顧客購買につながるメールを「トリガーメール」と呼んでいます。このトリガーメールをうまく使うために、古風ながらもGIFアニメーションを採用したメール配信が活発になってきているそうです。
その理由は
- 通常メールの10倍以上のクリック率の増加があった
- パーソナライズされたトリガーメールは25%以上の開封率、
さらに、51%以上のクリック率を記録! - 72%のメールマーケッターたちはGIFアニメーションを積極的に採用している
※リンク先の参考記事は英語です(すいません)
さらに、クリエイターとしては既存のツールが使えるので制作知識も時間もかからないというのも利点の1つですね。こんな簡単な方法でクリック率が10倍になるのであればスゴイ話ですね(ただし、メールの容量には十分に気をつけてくださいね)
では、具体的にどんなアニメーションが実際にメール配信で採用されているのか最近の事例を集めました。どのメールもこの半年の間に配信されて成功を収めたクリエィティブです。
もっと派手なアニメーションを想像した人もいると思いますが、メール添付できるGIFアニメーションの容量は限られています。暖炉の火がゆらゆらと燃えている数枚のパラパラアニメーションだけでもインパクトはありますよね。
大きなアイキャッチを大胆に動かすのが流行りみたいです。
古風ながらも、実際スマートフォンで見てみると結構新鮮なんですよ。
GIFアニメーションはループ処理と1回だけ再生というのが製作段階で選択できます。上のバレンタインデーの販促メールは1回だけ再生というGIFアニメーションでした。1度きりの勝負ではあるのですが、販促効果はかなり高かったようです。
色数制限をすれば、容量も軽くなるのがGIF。
買って欲しいターゲットが絞り切れない!
という品揃え型通販には商品のスライドショー的なアニメーションはどうでしょうか?
トリガーメールでは無い場合でも、ロゴなどにアニメーションを付けることで、他のメールマガジンより目を引くのではないでしょうか?
GIFアニメーションをメール販促に使うときの注意点
古風でありながらまたしても流行しているGIFアニメーションも昔ながらの注意があります。メールだけでなくWEBページに使用する際も気をつけておきたい点を挙げておきます。
- 使いすぎると、ウザい(ポイントを絞って使用する)
- ローディングが遅延すると1フレーム目しか表示されない
- 「遅すぎる」「早すぎる」は体感で微調整
(動画ではないためデバイス依存が考えられる) - 容量に気をつける(何度も言いますw)
- ABテストで効果測定をしてみる(GIFアニ VS 静止画)
国内のメール販促でもじわじわとGIFアニメーションを採用している企業もあるので、ぜひ参考にして試してみてくださいね。